パートのナースが抱える悩みとその解決方法

看護師、給料、アップ 看護師の悩み

あなたは今、ナースとしての働き方を見直していませんか?特に、結婚や出産、育児、介護などで家庭での役割が大きな方は、尚更今後の働き方に頭を抱えていると思います。妻として、母親として、娘として、仕事だけすれば良いということはありません。

そこで、選択肢の一つが「パートナース」です。しかしこのパートナース、正社員とは全く異なる働き方から悩む方も多くいらっしゃいます。「雑用ばかりさせられる…」なんて噂を耳にしたことがある方もいるのでは?時間や待遇面にも制限があるパートナースは、あなたの望み通りの働き方ができるのでしょうか?

まずはパートナースの働き方をご紹介した後に、代表的な悩みと解決方法についてご紹介します。

パートナースの働き方3つの特徴

点滴

パートナースは働き方が正社員とは全く異なります。
ここでは、パートナースの特徴を3つご紹介します。

① シフト制で定時で帰れる

パートナースは、基本的に1日の出勤時間が短く残業もありません。正社員が夜勤で16時から翌朝の9時まで働いているのに対して、パートナースは5時間程度。勤務時間が短いことがパートナースの最大のメリットと言えます。
扶養の範囲内で働きたいママさんナースなどにはぴったりの働き方です。

しかし、残業の有無は病院によって異なります。比較的長時間働くことができるパートナースの方はチームに所属して正社員ナースと一緒になって仕事をする方もいらっしゃいます。

② 仕事内容が限られている

パートナースの仕事内容は基本的に、入浴介助や食事補助、お茶出しから処置、点検まで幅広いサポート業務を任されます。しかし、患者さんの受け持ちをすることは滅多にありません。このような状態を「雑用」と捉える方も多いのかもしれませんね。

しかし、仕事内容も病院や、あなたの経歴によって異なります。病院での臨床経験が少ない、あるいは初めてという方は患者さんの介助や正社員ナースのサポートメインになりますが、過去に内科や外科などで病棟経験のある方は多少ブランクがある場合でも正社員ナースと同じ業務や責任を求められることもあります

③ 委員会や勉強会に参加しなくてもいい

病棟勤務では委員会がありますが、パート勤務の場合勤務時間内に委員会が行われなければ参加しなくてもいいという病院が多いです
しかし、これも病院によって様々です。正社員ナースが少ない、あるいはあなたが期待されている場合は委員会の参加を求められることもあります。委員会では病院の各部署の代表が参加しますが、「ナース代表で出席させられた」というお話を聞いたことがあります。基本的に参加しなくても問題ないのですが、病院側があなたのレベルや意欲を見越して参加を求めることもあるのです。

パートナースの働き方は基本的には正社員ナースと区別されることが多いです。しかし、病院の方針やあなたの経歴次第では正社員と同等の働き方が求められるということを覚えておきましょう。

パートナースの悩み

ナース

続いては、皆さんが気になっている「パートナースならではの悩み」をご紹介します。正社員と同等の働き方が求められる場合でも、肩書は「パート」です。業務面以外にも様々な悩みが挙げられました。

給料が低い

まずは給料面です。パートナースは他職種に比べて給料は高いですが、夜勤にバリバリ入っている正社員ナースに比べると差が生じます。特に賞与や退職金が出ないという点で悩む方も多いと思います。

待遇が整っていない

続いて、福利厚生面での悩みです。社会保険に加入できない有給がないという点で悩む方も多くいらっしゃいます。有休がないため、お子様が突然体調を崩した場合の対応で悩むことも。正社員の方は出勤日は多いですが有給が取れるため、万が一の場合でも休むことができます。

肩身が狭い

パートナースが「肩身が狭い」と感じるのはどのようなときでしょうか。出勤日の少ないパートナースの場合、患者さんを受け持つことはほとんどなく、任される仕事も患者さんの食事補助、入浴介助、おむつ替えなどの正社員ナースの補助がメインになります
病院は夜勤に入るナース、責任の大きな業務を行うナースの立場が圧倒的に強くなります。このような立場の違いから「肩身が狭い」と悩むパートナースも多いのです。

これらの悩みをいつまでも抱えてはいけません。この記事をご覧いただいているあなたは今後のナースとしての働き方を見直すいい機会です。あなたが目指すべき看護像を一緒に考えてみましょう。

パートナースのお悩み解決方法

解決

2つの軸で、今後の働き方を考えてみましょう。家族のこと、ご自身のことを見直すいい機会です。

① 働き方を考え直す

「働き方を考え直す」ということは人生の大部分である「仕事」とどのように向き合うかということです。

もし、あなたが家庭や趣味などプライベートな時間を優先したいのなら、その時間を確保できる働き方をしましょう。自由な時間を確保しやすい働き方として、「パートナース」がおすすめします。業務内容は正社員ナースと同等であっても、ご自身で働く時間を決めることができます。その分、給与面では正社員ナースと差が生じることをお忘れなく。

② 働き先を考え直す

パートナースとして働くことを決めたとしても、病院によって働き方は様々。もしあなたが今の職場に満足していなければ、転職することも一つの手です。「平均残業時間」や「チーム制」、「正社員とパートの比率」などを事前に確認することをおすすめします。
(待遇面で聞きにくい質問がある方は、転職コンサルタントがあなたに代わって質問してくれる転職サイトがおすすめです。
⇒『おすすめナース転職サイト10選』)

まとめ

同じナースでも立場や働き方が様々です。正社員ナースとパートナースと肩書は異なりますが、患者さんの立場で考えれば、どちらも頼れるナースであることに変わりはありません。
また、患者さんの命を預かる責任の重さは正社員もパートも変わりありませんよね。あなたの望む働き方ができれば、患者さんにも周りのナースにも良い影響を与えられるはずです。
これを機に一度、あなたの働き方を考えてみてはいかがでしょうか?

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